【白黒反転(+UDフォント)】リバースブックスについて

【白黒反転(+UDフォント)】リバースブックスはさまざまな環境、幅広い世代のすべての方に、より快適な読書環境を提供することを目的として企画・制作されました。本文は白黒反転でデザイン、書体はすべてユニバーサルデザイン(UD)フォントを使用しています。

白黒反転による「黒い紙の白い文字」の表示は、光の反射が少ないことから目に優しく、文字の視認性が高いので、これまでおもに弱視の方のアクセシビリティ向上のために用いられてきました。しかし、この「読みやすさ」は誰にとっても有効です。【白黒反転】リバースブックスは、子供も大人も、小さい文字が読みづらいと感じている方、読書に慣れていない方、日本語を学ぶ外国人の方など、さまざまな環境の多くの方に快適な読書体験をもたらすことでしょう。

もうひとつの特徴である「UDフォント」とは、ユニバーサルデザインの考え方にもとづき、誰にとっても見やすく読みやすいように、可読性、視認性、判読性が高くなるように設計された書体です。

モリサワUDデジタル教科書体による『怪人二十面相』。

初回リリースの『怪人二十面相』と『銀河鉄道の夜』は、そのなかでもとくに注目を集めている「モリサワ UDデジタル教科書体」を採用しました。この書体は、『筆書きの楷書ではなく硬筆やサインペンを意識し、手の動きを重視しています。書き方の方向や点・ハライの形状を保ちながらも、太さの強弱を抑えたデザインで、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)に配慮しました。』という特徴をもっています(株式会社モリサワのサイトより)。さらに、『UDデジタル教科書体は、ユーザ評価に基づく読みやすさのエビデンスを取得しています。ロービジョン(弱視)研究の第一人者 中野泰志教授による比較研究実験では、〈中略〉比較した従来の教科書体よりも可読性に優れていることが実証されました。』(同)と、その機能性は高く評価されています。

『変身 流刑地で』はUD黎ミンを採用。

初回リリースのもう1タイトル『変身 流刑地で』は、同じく株式会社モリサワの「UD黎ミン」書体を採用しました。一見、一般的な明朝体と大きく変わるところはないように思われますが、読み進むうちに、これまでにない「読みやすさ」に気がつくことでしょう。

本書の判型は持ちやすく読みやすいB6判、本文文字は一般的な単行本よりやや大きめ(約11ポイント/15.5級)の小さすぎず大きすぎないサイズにし、デザイン性よりも読みやすさを優先した行長・行間でレイアウトしました。また、ルビ(ふりがな)は大きめで拗音促音は小書きにするなど、書体のほかも、まず読みやすさを考慮しています。